konの薦め!

マンガ、旅を中心にぐたぐた書いていければ

*ラサから西安へ*旅の薦め!vol.7

チベットではいくつかの寺院を巡った。

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どれもスケールがでかくよかったが、チベットに行く際は市内はポタラ宮殿、ジョカン寺くらいで良いと思う。それ以外には僕は行けなかったが、郊外の3大聖湖とヒマラヤのふもとまで足を運ぶのがいいと思う。

 

3日目は寺を巡った後、自由時間に博物館へ行った。これがなかなか良く、暇な時間がある方にはオススメしたい。

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ちょうど中国軍の軍人が大挙して押し寄せていたのでちょっとした緊張感があった。

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そんなこんなでラサを出る日がやってきた。行きと同様ラサ空港でも飛行機が3時間遅延。トランプがあると時間を潰せるのでオススメです。

帰りは連れの2人は西安経由で上海へ、僕はせっかくなので1人で西安旅行をすることに。

西安空港から中国では初めての1人旅。

 

飛行機の遅延で西安市内に着く頃には夜の20時。1泊49元のカプセルホテルが思いのほか清潔で安心。

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当然だが上海に比べると街の規模は小さく、出歩いて見てもやっている店はあまりなかった。

 

続く

 

 

 

*いざポタラ宮殿へ*旅の薦め!vol.6

8月5日

 

まだ頭痛が残っている。

この日から上海で申込んだツアーの始まった。ガイドはチベット族の35歳くらいの男。客は僕たち3人以外に3人の外国人がおり、皆頭痛を抱えていた。

 

まずはバルコルでヤクの乳を飲み、そのままポタラ宮殿へ

 

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かつてはダライ・ラマが実際に住んでいた場所。建物は白、赤、黄色のみの色合いでとても美しい。確か黄色がダライ・ラマの部屋だとか。

 

中に入るには300元程度必要で持ち物チェックもある。残念ながら建物の中では写真を撮ることが禁じられていたため写真はなし。

めちゃくちゃ広く部屋も何百とあり、今でもチベット僧が修業し住んでいる。

1つの場所にこれでもかと仏像?が置いてあり、チベット僧がお経を詠んでいる。

簡単なチベット語で挨拶したところ「my friend どこから来たの?」と英語で話してくれた。現代のチベット僧は英語もできるみたいです。

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ガイドの話によるとチベット人は今でも人が亡くなった時には鳥葬をするのだとか。

 

 

 

 

*ラサ観光と頭痛*旅の薦め!vol.5

8月4日続き 

郊外には行けないという事実を知ったのは朝の9時。丸一日何かしらで時間を潰す必要があった。

特に思いつかなかったので適当に市内観光をすることにした。ラサ市内のど真ん中には世界遺産ポタラ宮殿があり、多くの観光客とそれ以上のチベット人で賑わっている。翌日に宮殿の中に入るのは決まっていたので宮殿の周りを散歩することにした。

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標高が高いため雲が低い位置にあり、紫外線も恐ろしく強い。気温は8月でも20度程度だが日差しが強いため帽子、サングラス、日焼け止めは必須だ。

 ポタラ宮殿はかつてのダライ・ラマの王宮であり、現在もチベット仏教の僧侶が修行をしている。外観には赤白黄色の三色しか使われておらず、何百もの部屋がありとてもでかい。チベット人はこの宮殿を祈りながら時計回りに周回することを重視しており、複数回周回する人もいるのだとか。宮殿内に入るにはチケットが必要で、チベット人は100円くらいだが外国人は4000円くらいかかる。とにかくでかく美しい宮殿は死ぬまでに一度は見ておいて損はないだろう。

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正面から見るとこんな感じ

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市街地には土産屋、レストランがたくさんあり買い物や食事には困らない。 

 昼ごはんを食べ終えたあたりから身体に異変が生じはじめる。頭が痛いのだ。

 体内にある酸素は6時間ほどで消費されるらしく高地に行ったからすぐに高山病になるわけではない。じわじわと高山病になっていくのだ。

ひどい場合は死に至ることもあると聞いていたので、とりあえずバファリンを飲む。精神的なものかもしれないが効いた感じがした。程度の差はあれほぼ全ての旅行者が頭痛に悩まされるため、チベットに行く際は頭痛薬を忘れないようにしてほしい。

 

頭痛と闘いながらも午後からはバルコルを周ることに。バルコルはラサ市街のど真ん中にあるジョカン寺を囲むような形で存在する商店街だ。ここにはポタラ宮殿以上にチベット人が来ており、熱心に祈りを捧げている。

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このバルコルももちろん時計回りに周回することがルールであるため、気づかずに逆周しないように。

 

夜はチベット料理のレストランに行ったが辛すぎてあまり食べれなかった。

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そのレストランでは民族舞踊が観ることがてきたが、男性のほうが足取りが不安定で見ていて心配になるほどだった。

 

チベットは上海よりもだいぶ西側に位置するが、中国国内では時差を設定していないため、夜8時になっても明るかった。

しかし殆ど寝ておらず、歩き回って疲れたため9時に寝た。

 

続く

 

 

 

 

*ラサに到着!*旅の薦めvol.4

8月4日

ラサ市内には早朝からたくさんのタクシーが走っており、タクシーでラサ駅に向かうことにした。日中はちゃんとメーターを使って走るのだが、まだ日も登っていないこともあり料金交渉から始まる。市内から30元で駅まで到着。

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駅にはライフルを持った軍人が沢山いて、駅に入るためには荷物と身体チェックを受けなければならない。やっと駅に入ると朝7時にも関わらず沢山の人が並んでいる。 長い列に加わり、窓口で昨晩ネットで買った鉄道チケットの受け渡しを求める。パスポート、スマホの予約画面を見せるもなぜか発券されない。係員同士で相談をしていたが、結果は発券されなかった。

係員もよくわかっていない感じだったが、外国人はネット予約が認められていないのだろうと思い込むしかなく、失意の中、街に戻ることにした。

 

 *ラサ駅には改札内にしかトイレがなく、外には公共トイレが見当たらない。そこらを駆け回り宿の汚い和式ボットン便所がやっと見つかる程度なので注意!

 

飛行機で当初の想定より1日早くラサに到着したため、ツアーに含まれていない場所に行くことにした。チベットには4大聖湖と呼ばれる非常にでかく美しい湖がある。

安宿は大抵ツアー会社も兼ねており、半日から数日間の格安ツアーが揃っている。値段もかなり安いため、聖湖の1つであるナムツォ湖ツアーに申し込むことにした。

チベット人の若い夫婦がとても親切に対応してくれたのだがここでまた問題がおきた。

僕たちの持っている許可証では連れて行けないと言うのだ。

彼らはとても申し訳なさそうに、許可証ごとに行ける範囲が明記されていること、かつ、許可証に書いてあるガイドではないと連れて行けないことを教えてくれた。

ラサに入るのに許可証が必要なのはもちろん知っていたが、その許可証に書かれている内容で行ける範囲が変わってくるとは想像していなかった…

 

鉄道にも乗れない、湖にも行けない。

まさに踏んだり蹴ったりの状況だった。

 

続く

 

 

*トラブル続きの旅(上海→蘭州→ラサ)* 旅の薦めvol.3

そんなこんなで出発の日の前日夜。
知らぬ番号から電話がかかってきた。普段知らない番号先からの着信には出ないことにしているが、同じ番号から3度かかってきたため出ることに。
聞こえてくるのは片言の日本語。
ラサ旅行を申し込んだツアー会社からの電話だった。
内容としては、明日の蘭州からラサまでの青蔵鉄道の列車が急遽無くなったとのこと。
正直意味がよく理解できなかった。既に上海の駅で支払いをし、チケットの現物を既に手持っているのに、その列車が走らなくなる!?電車が無くなる理由について尋ねても、旅行会社の人もよくわからないとのことだった。日本では理由不明のまま列車が走らなくなることはないし、そのようなことが万一あっても連絡が前日夜になるなんてことはないだろう。蘭州近辺のエリアで軍事演習でもあるのかなと考えたりもしたが、どうしても青蔵鉄道に乗ってみたかったため急遽対応策を考える。
調べた結果、
・翌日走らなくなるのは蘭州からラサの列車で、隣の西寧からラサまでの列車は問題なく走る。
・西寧からラサまでの列車は残席がある状況(ネット予約可能)
・蘭州から西寧までは230キロ、電車で約3時間
ということがわかった。
そこで当初の予定通り上海から蘭州まで飛行機で飛び、蘭州空港から駅に向かい、蘭州駅から西寧駅まで高鉄(新幹線)で向かい、西寧駅からラサに向かうことにした。
ネット購入を済ませひと安心したのだが、もちろんこれで済むはずがなかった。

8月3日旅行当日
無事蘭州空港に到着。
しかしここでまたもやトラブル発生。前夜予約完了したはずの青蔵鉄道のチケットが満席を理由に何故か予約取消の連絡を受ける。間違いなく空席があったし、予約完了画面も出て、確認メールまで来ていた。中国では予約完了となっても予約取消になることがあるので注意が必要だ。

途方にくれたが、ラサでのガイド、宿、許可証の日程は既にフィックスされており、最後の手段として飛行機でラサに向かうしか手は残されていなかった。
航空券は高くラサに夜中の着く便しかなかったが、仕方なく航空券を購入。
飛行機の出発は夜のため、半日蘭州観光することに。蘭州空港は市街から60キロ以上離れているため鉄道を使い蘭州駅へ。
赤土の小山が並び砂漠みたいな景色が続く。
40分ほどで蘭州駅に到着!
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駅の地下広場?は綺麗だったが、何故か人が1人もいなかった。

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蘭州と言えば蘭州ラーメンが何よりも有名。地理的にウイグル地方に近いため、イスラム系の人たちも多く、イスラム教の帽子?である白い皿みたいなものを頭に被っている人が多くいる。やはり上海に比べるとタクシー料金も安く、初乗りが12元だった。また、上海では基本相乗りなど無いが、蘭州ではタクシーそもそも捕まえずらいためか、相乗りは普通。数少ない観光スポットである水車公園までタクシーを使った際も途中で知らんおっさんが相乗りしてきた。
蘭州は街としてはかなり栄えているが、日本人にはそこまでメジャーな土地ではないため1人の日本人も見かけなかった。
蘭州ラーメンは麺がのびのびで日本のラーメンのほうが圧倒的にうまい。写真無くてすいません。。

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黄河が街の真ん中に流れているがとても汚い。その中で水遊びをする子供たち。。。
蘭州は観光名所は正直あまり無いので半日の観光で十分だ。
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水車公園を一瞬覗き
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中山橋という鉄橋を渡り、小さな山の上にある寺まで登った程度。
めぼしいところは見て回り、蘭州空港に戻るため蘭州駅に向かおうとした際にまたまたトラブル発生!
あまりにタクシーが捕まらなく列車の時間が迫っていたため、声をかけてきたバイクの兄ちゃんに連れてってもらうことに。流石にリュックを持った3人を乗せてもらうのは無理だったため、僕ともう1人はバイクで、残った1人は相乗りでタクシーを拾うことに。
渋滞の中バイクはすいすいと進んだが、駅が何種類もあるため、バイクの兄ちゃんが認識する駅と僕たちの目指す駅が噛み合わない。結果駅は見えるがレールを挟んだ反対側に来てしまった。ここでバイクの兄ちゃんが、当初約束した料金の倍払わなければここで降りろと言ってきた。普段ならそんなやつ相手にせずさっさと降りるまたは運転手を詰めていくところだが、そもそも道をこっちだあっちだと指示をしたのが自分たちであったこと、駅は見えているが、ぐるっと一本道を回らなければ辿りつけず相当な時間を要することがマップを見て判明したこと、一本道でタクシーが殆ど走っていない感じだったため、条件をのみ再びバイクに乗ることに。アスファルトの舗装がされておらず道が穴だらけ、かつ、後部座席に2人で乗っているためむちゃくちゃケツが痛いのを我慢しながら必死にしがみつくこと15分で駅に到着。道に迷ったせいで、乗り心地悪いのに倍の料金となったのに加え、電車に乗り遅れることになり散々な目にあってしまった。ちなみに残った1人はその後相乗りですぐタクシーを拾え先に駅に到着し定刻の高鉄に乗車してました。。
すったもんだした後やっと我々も蘭州空港に到着。中国では日常茶飯事なのだが飛行機の出発が3時間も遅れることに。ラサ空港に着く頃には夜中の2時。空港は小さく朝まで滞在は許されないとのため空港から市街までのバスに乗ること1時間。
市街地にはホテルが色々あるが、中国一の旅行サイトCトリップで事前に調べておいた宿がいくら探しても見当たらない。仕方なしに側にある宿に入り部屋を頼んだのだが、なんと外国人は泊められないと宿泊を拒否される。中国では外国人の宿泊が認められない宿が現在でもあるとは聞いていたが、へとへとな深夜3時に断られるとまじでキツい。
日が昇るまでそんなに時間がなかったこともあり、心が折れた僕たち3人は仕方なしに一軒の宿の中庭で野宿をすることに決めた。
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しかしラサは標高3000メートル以上。8月とはいえ、夜の寒さは尋常ではない。持ってきた衣類全てを重ねて着ても、あまりの寒さに1時間弱しか寝ることができなかった。
体の芯まで冷えたため朝四時から飯屋に駆け込みチャーハンをほうばる。

まだ夜が空けていなかったが僕たちにはやることがあった。
朝一にラサ駅に行き青蔵鉄道の切符を買うことだ。どうしても青蔵鉄道に乗りたかったので帰路を飛行機ではなく鉄道で行こうと決めたのだ。幸いにもネット上では鉄道チケットの空席が確認できたため席を抑え、念のため朝一に駅にチケットを確保しに行くことにしたのである。
その結果については長くなったのでまた次回に。

*チベットトラブル続きの旅* 旅の薦めvol.2

2016年8月、中国人なら誰しも死ぬまでに一度はいってみたいと憧れるチベットへ行った。

中国滞在してる間、だいたい月に一度旅行をしていたのだが、チベットは1番の特殊な旅先だった。

特殊な理由はもちろんチベットの現代に至るまでの歴史を見ればすぐわかる。

政治的な見解は避けるべく、詳細については省くがチベットに住む人口の9割はチベット人である。一方チベットにいる警察官、軍人のの95%は漢民族であり、2017年現在中国の領土としてその管理下にある。

そのような複雑な環境にあるため、チベット旅行をする際に外国人は様々な制限が設けられている。

 

主な制限とは①チベットには中国政府からの許可証が必要②ツアー会社経由で現地のガイド、車を事前に確保しなければその許可証は取得できない③チベット内においても原則ガイドと共に行動し、事前の申請以外のエリアには行くことは認められない。

といったものである。

そのため外国人である日本人がチベットに旅行する際には恐ろしくお金がかかることになる。

僕は基本バックパックの安旅行が中心であったため、チベットほどお金のかかった旅はなかった。

日本のツアー会社では高くつくため、中国の旅行会社数社に見積りを出し、1番安いツアー会社を選んだにも関わらず上海から4日間のツアーで1万元(当時のレートで約20万円)もかかってしまった。

 

チベットは中国とネパールの間にある広大な土地で西蔵と呼ばれており、ヒマラヤ山脈にも接していることからわかるように、高度が恐ろしく高い土地である。今回向かった先はチベットの聖都ラサ。

日本はもちろん、上海からも直通でラサには行けないし、世界で1番高所を走る青蔵鉄道にどうしても乗りたい!という強い希望があったため、上海からまず蘭州に飛行機で入り、蘭州から青蔵鉄道を丸一日乗りラサに入るというプランを立てた。

大まかなプランは以下の通り

1日目:

上海から蘭州まで飛行機で3時間。蘭州で半日市内観光をし、夕方蘭州駅から青蔵鉄道乗車。

2日目:

夕方まで青蔵鉄道で4000メートル超の眺めを楽しむ。夕方終点ラサに到着。

3日目:

ラサ市内観光。世界遺産ポタラ宮殿、ジョカン寺、メインバザールなど。

4日目:

ラサ郊外観光。

5日目:

昼の飛行機で西安へ。

 

情報をネットで探しまくり、会社の若手2人を誘い日程、旅程を決めるというだけでもかなり時間を要したが、なんとか飛行機、鉄道、ガイドなど一通り抑えることができた。

そしてやっと手に入れた許可証がこちら。

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 通常の旅行と比較して遥かに事前の準備、情報収集が必要であり、旅行会社とのやり取りにも神経を使ったため、許可証が無事送られてきた時は皆ではしゃいでしまったほどだ。

その後は荷物の準備などに取り掛かるわけだがこれも、通常の旅よりも色々と気を使わなければならない。

1番の理由はラサの高度にある。標高が4000メートル近くあるため高山病にかかる恐れがあるのだ。

最初は高山病なんだそれ笑、といった程度の認識であったが、高山病について調べれば調べるほど舐めてはいけないものだと考えを改めるようになった。

ラサは富士山の頂上に

 

この時、僕たちはこれから降りかかる苦難の連続など全く知りもしなかった。。。

 

*中国滞在記(上海上陸)* 旅の薦めvol.1

つまらない旅なんて存在しないと思っている。

計画を綿密に立てる旅、無計画な旅、貧乏旅行、リゾートへのバカンスもどんな旅も総じて楽しい。おそらく、非日常を味わえることがその理由だと思う。

 僕は今まで20カ国程度を旅してきた。

行く先はもっぱら東南アジアやアフリカなど新興国が中心だ。

アメリカやヨーロッパももちろん楽しかったが、やはり刺激をより強く感じられる新興国が好きなんだと思う。

 

僕は特にやりたいこともなく金融機関に就職したが、海外で働きたいとずっと思ってきた。そんな折に海外で働くチャンスがやってきた。

15年12月から1年間上海で働くことになったのだ。

短い期間だったが色んなものに触れることができたので適当に書いていきたいたい。

僕は、新興国が好きだが中国はそれまで行ったことがなかった。やはり、反日や領土問題のニュースを耳にし、魅力的な国ではないと旅先から無意識に外していたのだろう。

 

赴任後まず思ったのは空気が汚いということ。

上海に降り立ったのは12月だったのだが、冬の中国の大気汚染は尋常ではなく、すぐに喉を痛めた。

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10メートル先が見えなくなることもあり、PM2.5は平気で200を超える。

それでも上海は北京と比較するとましで、北京はPM2.5が400を超えることもざらにある。

なので毎日お天気アプリでその日の汚染指数をチェックするのが日課となる。

因みにPM2.5よりも身体に悪いPM10の数値もよく見る。

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こんなにも空気が悪いのだが、中国人はもちろん、日本人も ある程度生活に慣れてくるとマスクはしなくなる。

年にもよるのだろうが、僕のすごした冬は太陽を見ることはほぼなかった。夏は青空が覗くこともあり、一見東京と変わらないように見えるのだが、PM2.5は100を超えることが多い。まぁ冬よりはいいけど。

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(日本では通常PM2.5は20もいかない。70を超えたら警報出てヤバいってなるはず)

 

一方で、東京では毎春花粉症に悩まされるのがキツかったのだが、上海では花粉症は全く発症しなかった。

建物ばかりで木がないからかもしれない。

気候は大体東京と一緒。冬は寒く夏は暑くてジメジメする。台風は来ることはくるが、日本ほどではない。

日本と異なり地震がないため、東京とは比にならないほど高い建物が多い。

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ぼくのオフィスも50階にあり眺めは最高だった。

中国では未だに足場を竹で組むことが多く、建築工程を隠すこともしないので、建築過程が丸見えとなる。どんなに高い建物もものすごいスピードで建築されあっという間に出来上がる。

中国人曰く、耐震性はほぼないので日本のような地震がきたら全てのビルが崩れるだろうとのこと。

 

気候や建物についてはこんなところで、終わりに中国あるあるを1つ。

デパートのトイレはだいたいTOTO

 

ではまた