*なんとなく南京へ*旅の薦め!vol.12
16年5月、上海から高鉄に乗り南京に行ってきた。高鉄で約1時間半くらいだったと思う。市街には地下鉄が走っており、中々の大きさだが街の中心に特に見所はない。
南京は中国4大古都の1つであり、旧日本軍による大虐殺があった地だ。
まず最初は虐殺資料館へ。最寄りの地下鉄駅から地上に出るとそこには沢山の中国人集団がいた。おそらく修学旅行の主要な行先でもあるようで、体育ジャージを着た少年少女の集団や旅行会社で配布される帽子を被った中年のグループが多く目についた。資料館の入口付近では中国国旗を1元で売る人がおり、訪れた多くの人が中国国旗を手にして中に進む。表立って日本を威嚇することはないが独特な雰囲気があり、自然と普段よりも会話のトーンが小さくなる。
館内も中国人でごった返しているが清潔で展示も見やすい。展示物は中国語は勿論英語に加え日本語の解説まである。
かつての日本を必要以上に叩くのではなく、どちらかと言うと淡々と説明していることは意外だった。どう捉えるかはともかく一度足を運んでみる価値はある。
飯は南京市街にある獅子樓が安くて美味いのでオススメだ。
宿はCtripという中国最大手の旅行会社のアプリで探し、1泊600円のユースホステルにした。めちゃくちゃ汚く、ウイグル地方の名もなき村から来たという青年と同室となった。
翌日は孫文の墓がある中山陵へ。 長い階段を登るとそこそこ見晴らしが良いがそこまで見所はない。
続いてすぐ側にある世界遺産の明孝陵に足を運ぶ。ここは明を建国した洪武帝の墓であり広大な敷地には動物の石像やかつての石壁があり中々面白い。
最後に市街中心にある玄武湖に行ったらドナルドダックがいたが、全く人気がないようで可哀想だった。